「紹介をもらう」ことができれば次の保険契約に繋がりやすいので、保険の営業をするなら誰でも紹介が欲しいと考えるはずです。
究極の選択!?保険営業は紹介と飛び込みどちらがおすすめ?あなたに合うものを紹介しますでもお伝えしていますが、紹介からの契約は成約率が高かったり、継続率が高かったりとメリットがたくさんあります。
しかし、実際のところ「紹介をもらう」ことができずに苦労している営業マンは少なくありません。
そこで、1ヶ月間で28件もの紹介をもらうことができた5つの方法を特別にあなたに教えたいと思います。
紹介をもらうことを楽しむ
紹介をもらう「スキル」をお伝えする前に、まずは大事な「心」の部分についてお話します。
紹介をなかなかもらえない人の心は、「紹介はなかなかもらえないもの」「紹介は難しい」「もらえたらラッキー」という後ろ向きな感情で最初から諦めています。
逆に紹介をいつももらえる人は、「紹介なんていくらでももらえる」「自分から言わなくても自然に紹介が出る」「スケジュールがいっぱいで紹介をさばき切れない」と前向きな感情で商談に臨んでいます。
私も最初は、保険という特殊な商品性や一般的な保険営業に対するイメージから、紹介なんてもらえないと思っていました。
しかし、自分の心を変えて楽しもうと思った頃から少しずつ紹介が出るようになってきて、最高で1ヶ月に28件も紹介をもらえることができるようになりました。
まずはその後ろ向きな姿勢を改善して、紹介をもらうことを楽しむというマインドに変えてみましょう。
小さな信頼を積み重ねること
人を紹介することにはリスクがつきものです。
それが「保険」ともなるとさらに紹介される側にも警戒感が生まれるのは当たり前です。
その中で「紹介されるに値する人間」になるには、紹介者の信頼を勝ち取らなければいけません。
ただし、数回の面談の中で信頼を勝ち取るのは簡単ではありませんので、小さな信頼を積み重ねることが大切になってきます。
このテクニックは、心理学でいうところのフット インザ ドア テクニックというテクニックを利用したもので、さらに以下のようなことも小さな信頼を積み重ねることに繋がります。
- 時間はきっちり守る
- 言葉遣いが丁寧
- 身なりがきちっとしている
- 押しつけがましくない
- 信頼できる情報を提供できる
- 誠実な対応
これらの、営業マンとして当たり前のことがきちっとできることが、小さな信頼を積み重ねるために必要なことです。
どれかひとつでも軽んじてはいけませんし、意外とこれができない営業マンが多いので、だからこそ、これらが当たり前にできるだけで信頼を得ることができるのです。
紹介してほしい条件を明確に伝えること
これができていない営業マンが本当に多いと感じます。
あなたは、「誰でもいいので紹介してください」といっていませんか?
誰でもいいといわれると、逆に誰を紹介したら良いのかわからず、ほとんどの場合で紹介をもらうことができません。
性別、年齢、職業、家族構成、性格、住んでいるところ、保険に興味があるか、などの条件を自分なりに設定して、会いに行きやすい、自分の得意分野の話ができる、と判断できる紹介相手を紹介してもらうように伝えましょう。
保険の見直しをしたいなら30代から40代の子持ち世帯(できれば夫婦同席)、相続対策の話をしたいなら資産家、節税対策の話をしたいなら経営者、より細かい条件を提示することで紹介者の頭の中に「紹介できそうな相手」の顔が出やすくなりますので、自分が「どんな人を紹介してほしいか明確に条件を伝えましょう。
紹介をくれた方には進捗を逐一報告する
紹介は一度もらって終わりではありません。
紹介は「連鎖」できます。
- 紹介者からのさらなる追加紹介
- 紹介先からの紹介
この2つの紹介のを増やすことで、紹介の連鎖を繋げることができるようになります。
そのために必要なことのひとつに、紹介者に逐一進捗を報告するということがあります。
紹介はもらっておしまいではありません。
紹介者は自分が紹介した先でちゃんと話が進んでいるか、迷惑をかけていないかを気にかけていますので、何の報告もないとなると紹介者の信頼を損ねてしまいます。
紹介先に初めて会ったとき(初訪)、提案したとき、契約手続きが終わったとき、紹介をもらったとき、すべてにおいて紹介者にその進捗を報告しましょう。
紹介相手と紹介先に「ひと言カード」を書いてもらう
初回をもらうために、もうひとつ有効な方法をご紹介します。
それは、紹介相手と紹介先に「ひと言カード」を書いてもらうということです。
紹介「者」には・・・紹介先にメッセージを書いてもらう
紹介「先」には・・・紹介してくれたお礼を書いてもらう
このよに、お互いに繋がりを持ってもらうことで、営業マンではなく紹介を通じた二人の信頼感で成約に結び付けることができるようになります。
「ひと言カード」は自分で作ってもいいですが、名刺の裏の余白に書いてもらっても問題ありません。
営業マンにとっては手間がかかり面倒なことかもしれませんが、このように紹介でも相手を喜ばせることを頭に入れておくことが大切です。
まとめ
保険の営業で紹介をもらうことは簡単なことではありません。
しかし、誰でもできて、それでも面倒臭くてやらないことを追求していくことで、面白いように紹介をもらうことができるようになります。
私がもらえた紹介は1ヶ月で28件だけでしたが、もっとセンスのある営業マンであればこの2倍3倍は軽く超えていけることは間違いありません。
ぜひあなたも、苦手意識を捨てて、紹介をもらうことを楽しんで、契約件数をどんどん伸ばしていってください。