保険の加入や見直しを行うとき、保険会社・代理店・ネット系で悩むことは今では当たり前になってきました。
この3つの選択肢のどれを選べばいいのか、保険業界に22年在籍していた現役FPの私がわかりやすく解説します。
保険会社と代理店の違い
保険会社とは
保険会社とは、内閣総理大臣から免許を受け、保険業を営む会社のことをいいます。
保険会社は、銀行や証券会社と同じ金融機関の一つで、保険商品を開発したり、販売中の商品内容をその時の世の中の状況に応じて変更したり、その商品を販売する営業を行っています。
代理店とは
代理店は、保険会社から委託を受け、保険会社の代わりに顧客に保険を販売するだけでなく、「保全(アフターフォロー)」の仕事も請け負います。
委託を請け負う保険代理店には、一社だけの商品を扱う「一社専属」と複数の会社の商品を扱う「乗合(のりあい)代理店」があります。
保険会社と代理店のメリット・デメリット
保険会社で加入しても、代理店で加入しても、同じ保険であれば保障内容も保険料も同じで差はありません。
ただし、限られたラインナップの中で保険を選ばなければいけない保険会社に対して、複数の保険会社の中から自分に合う保険を選ぶことができる代理店のメリットは大きいでしょう。
また、同じ保険会社の営業マンと繋がりが強ければ強いほど、解約をして保険の見直しをするのに抵抗があります。
営業マンとの繋がりを考えすぎて、自分に合わなくなった保険でも継続しなければいけないようなもったいないことだけはしないようにしましょう。
ネット系保険会社との違い
ネット系保険会社のメリット
メリットは、なんといっても低価格の保険料です。
・人件費などのコストをかけない
・全国に支社などを置かないことで固定費をかけない
これらのコストカットを徹底的に行うことで、保険料の差別化を図っています。
また、ネットで手続きが可能ですので、営業担当に会わなければいけないわずらわしさがありません。
ネット系保険会社のデメリット
気をつけなければいけないのはデメリットです。
特に保険初心者の人は要注意です。
・顔なじみの担当がいないので、質問などの相談がしにくい
・契約の更新作業なども自分で行うことが必要
ネットに慣れていない人は、手続きを進めるだけでも戸惑うことがあるかもしれません。
「やってみたけど担当に会った方が早い」という人も一定の年齢層より上に集中していますので、すべての人に受け入れられているというにはまだ早い気がします。
おすすめは「いいとこどり」
同じ保障内容ならネット系
もし営業マンから提案された保険と同じ保障内容のものがネット系にあれば、保険料の比較をしてみましょう。
そこで、保険料がネット系のほうが安いようであれば、迷わずネット系で加入しましょう。
ただ、最終判断は自己責任となりますので、本当に保障内容が同じかどうかしっかりと確認することが必要です。
ネット系にない保険は代理店で
ネット系は主に、医療保険、がん保険、死亡保険(終身保険、定期保険、収入保障保険)などの中から選ぶのがおすすめです。
それ以外の学資保険や介護保険、個人年金、外貨建て保険などはネット系にはありませんので、保険代理店で比較をしながら加入すると良いでしょう。
まとめ
保険はどこで加入するのがおすすめか。
その答えは「いとこどり」が一番のおすすめです。
保険会社、代理店、ネット系、それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがありますので、自分にはどのタイプが合っているのかをしっかりと判断して検討すると良いでしょう。
そのうえで、
・ネット系にない保険なら代理店
と覚えておくと良いでしょう。
また、もし自分では難しくて選べないという方は、FP(ファイナンシャルプランナー)などの保険の専門化に相談してみるとよいでしょう。
FPによる保険相談を利用すれば、無料で自分が納得するまで説明を受けることができますので、安心してあなたにピッタリの保険を選ぶことができます。
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