ソウルはスリが多い?韓国旅行で被害に遭ったとき海外旅行保険で補償されるの?

韓国旅行 損害保険の請求の仕方

日本のお隣り韓国はソウル。

近くて行き来しやすいということもあり、旅行サイトでは年末年始の旅行の人気の行き先でベスト3に入る観光地です。

しかし、実はソウルは「スリ」の被害が多く確認されていることはあまり知られていません。

そこで、ソウルの治安ともし実際に被害に遭ってしまったときの対処法について解説します。

韓国ソウルはスリの被害が多いので注意が必要!

日本の四国と北海道を合わせたくほどの面積の中に約5,000万人が暮らしている韓国、その中でもソウルは総人口の1/4を占めています。

ソウルではスリや置き引きの被害が多発している

韓国の世界平和指数ランキングは42位(162ヵ国中)で、殺人発生率は0.84人/10万人当たりというデータがあります。

多くの被害は、駅、ホテル、レストラン、観光地、空港などで、バッグの置き引き、バッグ内の財布やパスポートのスリなどの報告が多数寄せられています。

ソウルの中でも危険地帯は避けること

ソウル市内有数の繁華街として知られる明洞エリアは、特にソウルの中でも犯罪が発生しやすい地域で有名で、日常的に多くの観光客が訪れているエリアでもあり、日中に身の危険を感じることはないものの、外国人をターゲットにしたスリや呼び込みなどの被害が多発しています。

また、ソウル市内最大規模の在来市場として知られる人気スポット南大門市場では、多くの人で混雑している中でのスリ、偽ブランド品の販売目的での強引な勧誘や呼び込み被害が頻発しているので注意が必要です。

このように、韓国でも特に危険な地域では犯罪に巻き込まれないように、外務省の海外安全ホームページを参照に事前に確認をしておきましょう。

盗難は海外旅行保険の携行品損害で補償される

携行品損害はスリに遭ったバッグや時計・財布などが補償の対象

もし実際に、ソウルを旅行中にスリの被害に遭ってしまったとしたら、海外旅行保険の携行品損害が補償の対象となります。

携行品損害の補償は、盗難や突発的な事故などによる損害を補償するもので、海外旅行中に持っていたバッグや時計・財布などが対象となります。

携行品損害は「盗難」は補償の対象ですが、「置き引き」は補償対象外です。

携行品損害の保険金請求は帰国してから手続きをすることになりますが、必ず現地の警察に盗難届を提出して盗難証明書をもらっておきましょう(保険金手続きに必要になります)。

海外ではスマートフォンを狙った盗難・犯罪も多発していますので、日本で普通に行われている「歩きスマホ」は格好のターゲットになりますので絶対にやめましょう。

しかし現金やクレジットカードは補償の対象外

携行品損害は、このように「スリ」による盗難は補償の対象としていますが、現金やクレジットカードは補償の対象外です。

以下は、保険会社の定めている「保険金が支払われない」ケースが記載されたものの一部を抜粋したものです。

現金・小切手・クレジットカード・プリペイドカード・電子マネー・商品券・定期券・義歯・コンタクトレンズ・稿本・設計書・図案・証書・帳簿等の書類・データ、ソフトウエア等の無体物・サーフィン等の運動を行うための用具等は含みません。

保険会社によって多少の違いはありますが、おおむね「現金」「クレジットカード」は補償されないと覚えておきましょう。

現金を補償するなら「通貨盗難補償特約」のある海外旅行保険を選ぶこと

現金の盗難を補償の対象にしたいなら、「通貨盗難補償特約」のある海外旅行保険を選ぶ必要があります。

2018年10月現在、この通貨盗難補償特約のある海外旅行保険はエイチ・エス損保でしか取り扱っておらず、店頭販売のものを購入して加入する必要があります。

ただし、クレジットカードの盗難は補償の対象外です。

まとめ

手軽に旅行ができる韓国ですが、まだまだスリや置き引きなどの犯罪が多く、危険な地域もたくさんありますので注意が必要です。

犯罪に巻き込まれないためには、危険な地域には絶対に近づかない、大金は持たない、女性なら1人で夜出歩かないなどの注意が必要です。

もし実際にスリなどの盗難の被害に遭ってしまったら、すみやかに現地の警察に盗難届を出し、盗難証明書をもらっておきましょう。

海外旅行保険の加入を検討する際には、現金の補償も対象とするかどうかも必ず確認しておきましょう。