ハワイは盗難被害が多い!もしも現金盗難の被害に遭ってしまったとき海外旅行保険は使えるの?

ハワイで盗難 損害保険の請求の仕方

ハワイは、海外で年末年始を過ごすのにおすすめなエリアがたくさんあります。

大人から子供まで楽しめる充実した観光スポットが満載で、ビーチでのアクティビティだけでなく、ショッピングやグルメなど家族や友人どうしで楽しむことができます。

そんなハワイですが、実は犯罪発生率が高く治安も日本と比べて良くないということを知っていますか?

そこで、もしハワイで現金盗難の被害に遭ってしまったとき、海外旅行保険は使えるのかどうかについて解説します。

ハワイは日本と比べて治安が悪く犯罪発生率が高い

ハワイのあるハワイ州は、アメリカ合衆国の中では治安の良いところとして知られています。

しかし、日本と比べたら犯罪発生率は高く、特に観光客を狙った犯罪(ひったくり,車上荒らし,置き引き,スリ等)が多く発生することで有名です。

ハワイで発生する犯罪はどんなものが多い?

FBIの2015年犯罪白書「クライム・イン・ザ・ユナイテドステイツ」によると、ハワイ州における犯罪の発生件数は58,547件(うち殺人,強姦及び強盗などの粗暴犯が4,201件、各種窃盗などの財産犯罪が54,346件)となっています。

なお、2014年の犯罪発生件数は46,977件で、このうち粗暴犯は3,680件で、財産犯罪が43,297件でした。

対前年比では、総発生件数で24.6%増、粗暴犯罪は約14.1%増加し、財産犯罪は約25.5%の増加となりました。

なお、ハワイ州ではホームレスの増加が深刻化しており、州全体で7,600人以上のホームレスがいると見られ、人口比では全米で最も多くなっており、彼らによる犯罪も発生しています。

日本人の犯罪被害の実例

日本人が被害に遭った犯罪の実例を紹介します。

・早朝にホテルの近くで空港行きのバスを待っていたところ、けん銃の様なものを突きつけられ、金品等を強奪された。

・空港、ホテルのロビーやプールサイド、ビーチ、ゴルフ場等で置き引きされた。

・ホテルやレストランで食事をしている際(特にビュッフェ形式)、椅子やテーブルの上に置いておいたバッグが置き引きされた。

・繁華街の路上やバーで片言の日本語で話しかけられ、意気投合したと思っているうちに財布等をすり盗られ、在中のクレジットカード等を使用された。

・レンタカーの座席等に貴重品や買ったばかりのブランド品などを置いていたところ、窓ガラスを割られ車上狙い被害に遭った。また、トランクを開けられ中の荷物を盗まれた。

・ビーチの近く等で、ひったくりに遭い、取り返そうとしたところ、突き飛ばされて転倒して負傷した。また、深夜ワイキキの路上で強盗被害に遭った。

・トイレの中で隔壁や扉のフックに掛けていたカバンを盗まれた。

・ホテルの自室に鍵を開けて入ろうとしたところ、後ろから来た者に室内に押し込まれ強盗被害に遭った。

・ホテルの部屋のドアがノックされたので扉を開けたところ、訪問者の背後にいた共犯者(複数の男性)に室内に侵入され強盗等の被害に遭った。

・ホテルの部屋で就寝中やシャワーを浴びている間に侵入され、金品を奪われた。

・街で知り合った男性に安易について行き暴行された。

・企業等又は各種学校等での就労・研修中、企業・学校関係者(又はその知人)の男性からセクハラ行為を受けた。また、同関係者等からプライベートのパーティ等の場で飲酒を強要され、その帰りにアパートに連れ込まれ強姦された。

以上は、外務省のホームページに記載されているものの一部で、このように日本ではありえないような犯罪も、ハワイでは当たり前のように起こるということを覚えておきましょう。

もしもハワイで現金盗難に遭ってしまったら海外旅行保険は使えるの?

盗難被害は携行品損害で補償される

海外旅行で盗難被害に遭った場合、海外旅行保険に加入していれば「携行品損害」という補償の対象となります。

携行品損害は、海外旅行をしている最中に持ち物が盗難にあったり、突発的な事故などにより損害を受けた場合に補償されます。

ただし、現金盗難の被害は補償対象外

しかし、携行品損害は現金盗難に関しては補償の対象外としています。

以下は有名保険会社の「保険金を支払わない場合」の一例です。

現金・小切手・クレジットカード・プリペイドカード・電子マネー・商品券・定期券・義歯・コンタクトレンズ・稿本・設計書・図案・証書・帳簿等の書類・データ、ソフトウエア等の無体物・サーフィン等の運動を行うための用具等は含みません。また、仕事のためだけに使用するもの・居住施設内(一戸建住宅の場合はその敷地内・集合住宅の場合は保険の対象となる方が居住している戸室内)にある間および別送品は含まれません。

このように、現金盗難に関しては補償の対象外としていますので、現地では現金盗難に遭わないように気をつけましょう。

現金盗難を補償してくれるのはエイチ・エス損保の海外旅行保険

一般的には、現金盗難は携行品損害の補償対象外ですが、特別に現金盗難を補償してくれる保険会社があります。

それは、エイチ・エス損保の海外旅行保険です。

エイチ・エス損保の海外旅行保険には「通過盗難補償特約」というものがあり、他の保険会社では対象外としている現金盗難にも対応しています。

ただし、この特約があるのは海外旅行保険だけで、国内旅行保険にはありませんのでご注意ください。

まとめ

ハワイで年末年始を過ごすことは、今では特別なことではなく、気軽に行ける観光地として人気です。

しかし、日本と比べて犯罪発生率が高く、治安も悪いということも覚えておかなければいけません。

もし現金盗難の心配をするのであれば、通過盗難補償特約のあるエイチ・エス損保の海外旅行保険がおすすめです。

出発当日でも契約OKですので、必ず補償内容を確認しておきましょう。