20代に生命保険は必要?間違えて加入しないためにあなたが知っておくべき保険の選び方

20代 生命保険の選び方

 

20代の生命保険の必要性

20代で生命保険に加入するメリット・デメリット

20代で生命保険に加入するメリットは主に3つあります。

・若いので保険料が安い
・万が一のときに経済的にサポートできる
・貯蓄性のある保険の返戻率が高くなる

やはり一番のメリットは安い保険料です。

保険の営業マンも「こんなに安いのは今だけ」としきりに勧誘してくるのもうなずけます。

逆にデメリットも3つあります。

・そもそも保険の必要性がないケースも多い
・収入が不安定(少ない)なので保険料の支払いに余裕がないことが多い
・経験が浅く、営業マンにだまされやすい

20代には独身が多く、収入も不安定なことから、そもそも保険の必要性がないケースもあります。

また、社会人としての経験が浅いことから、経験豊富な営業マンにだまされて必要のない保険まで加入させられてしまうケースもありますので注意が必要です。

独身か既婚かでも違う

20代でも独身か既婚かで、保険の必要性が変わってきます。

独身の20代であれば、生命保険の必要性はそこまでないと考えても問題ありません(女性は医療保険の検討が必要です)。

既婚の場合、家族が増えることで必要保障額が増え、死亡保障や大きな病気やケガに備える必要性が出てきます。

また子どもができた場合には、さらに必要保障額が増えますので、保障内容に優れていて保険料の安い保険を選ぶことが重要なポイントになってきます。

間違えないために知っておきたい20代の生命保険の選び方

年齢で違う生命保険の選び方

生命保険の選び方は、年齢によって異なります。

20代独身:最低限の保障、もしくは必要なし
20代既婚:家族を養えるだけの保障、働けなくなったときのための保障など
30代独身:最低限の保障、老後の資産運用
30代既婚:家族を養えるだけの保障、働けなくなったときのための保障、子どもの教育資金など

この中で20代を見た場合、ポイントとなるのが「最低限」というキーワードです。

20代であれば独身がほとんどですので、大きな保障は必要ありません。

そして、自分が考える最低限のリスクに備える程度で問題ありません。

既婚であっても年齢が若いので、保険料は大きな負担になりにくい傾向にあります。

また、若いうちに個人年金などに加入して老後に備えることが必要という意見もありますが、もちろんその意見に間違いはないのですが、無理な金額で契約したり、生活が苦しくなるような加入の仕方をしてしまうと継続することが難しくなり、解約せざるを得なくなることもあります。

個人年金のような貯蓄型の商品は、途中解約をすると損をすることがほとんどですので、本当に長期間継続することが可能かをしっかりと考えてから契約するようにしましょう。

間違えないためには複数の生命保険を比較することも大切

もし生命保険が必要になったとき、必ず行いたいのが「保険の比較」です。

〇〇保険会社の営業マンに保険の勧誘を受けると、その会社の保険しか検討することができませんが、代理店やネット系を利用すれば、同じ内容の保障の保険と保険料などで比較検討することができます。

代理店やネット系のメリットはこちらにまとめていますので参考にしてください。

本当はどれがおすすめ?保険会社と代理店、ネット保険の違いを現役FPが詳しく解説します
保険に入るとしたら、保険会社と代理店、ネット系のどれを選べば良いのでしょうか?一番おすすめの「いいとこどり」の方法を業界歴18年の現役FPが紹介します。

代理店では複数の保険会社を取り扱っていますので、効果的に比較検討できますし、ネット系では保険料の安い商品を選ぶことが可能です。

特にはじめて生命保険に加入するときは、じっくりと比較検討すると間違えて加入するようなこともなくなりますのでおすすめです。

まとめ

20代では基本的に大きな保障は必要ありません。

最低限の保障があれば十分ですので、ベテラン営業マンのセールストークにだまされないように気をつけましょう。

そして、もし保険を検討する機会があるなら、必ず複数の保険(特に代理店やネット系で)を比較検討してから決めるようにしましょう。

営業マンの話を聞いたからといって、その営業マンから保険に加入しなければいけないことはありませんので、本当にあなたに合う保険をしっかりと選びましょう。