保険の営業にFP資格は必要?CFP・AFP資格を持つ私がその必要性について解説します

FP資格の必要性 営業方法

あなたはFP資格を持っていますか?

保険の営業をするにあたり、いつかは取得したい資格のひとつです。

では、なぜ保険の営業にFP資格が必要なのでしょうか。

なぜ保険の営業にFP資格が必要なのか?

保険の営業にFP資格が必要な主な理由は次の4つです。

・信頼できるから
・お金のプロとして活躍できるから
・専門家として仕事ができるから
・保険会社や代理店で資格取得が義務付けられているから

信頼できるから

最近では「FP(ファイナンシャルプランナー)」という言葉も浸透してきましたが、10年前は今ほど有名ではありませんでした。

しかし、今では「武器になる資格No1」にも選ばれるほど、世間の注目度も高まっています。

実際に、保険相談を受ける際にも、相談者から「FP資格を持っている方に相談したい」というリクエストも多くあります。

お金のプロとして活躍できるから

FPとして活躍できる場は様々です。

保険会社、保険代理店、銀行などの金融関係、不動産会社や社内FPなど、あらゆる分野で活躍できる可能性があります。

特に収入面を期待するなら、保険販売をメインとして保険会社や代理店でFP資格を生かすと良いでしょう。

専門家として仕事ができるから

FP資格は保険販売でしか生かせないということはありません。

執筆活動、テレビ出演や雑誌・Webメディアへの寄稿、講演会やセミナー講師としての仕事など、「お金の専門家」として活躍することができます。

特にテレビや雑誌などで、「プロがすすめる節約術」などのコーナーで活躍を見ることも少なくありません。

あなたが得意とする分野で仕事をすることも可能ですので、FP資格を積極的に生かしてみましょう。

保険会社や代理店で資格取得が義務付けられているから

保険会社や代理店では、FP資格を取得している人材を積極的に採用しています。

もし最初にFP資格を取得していなかったとしても、業務の中でFP試験を受験し、合格することを義務付けているところがほとんどです。

FP資格を取得しないと満額の給与が支払われなかったり、できる業務が限られたりすることもありますので、必ずFP資格を取得するようにしましょう。

そもそもFP資格とはどんな資格なのか

FP(ファイナンシャルプランナー)の種類

FP資格には5種類あり、

NPO法人日本FP協会が認定する

  • AFP
  • CFP

国家検定である

  • FP技能士1級
  • FP技能士2級
  • FP技能士3級

それぞれに以下のような相関関係があり、2級FP技能検定に合格してAFPの認定研修を受講・修了すると「AFP認定者」となることができます。

FPの種類

FP資格の相関図(引用:日本FP協会HPより)

AFPとCFPの資格については動画でも説明されていますので、こちらも参考にご覧ください。

また、これ以外にも「きんざい(金融財政事情研究会)」で認定しているFP資格や、生命保険協会認定のFP資格もあります。

「FP協会」と「きんざい」ではほとんど内容が同じですが、知名度でいえば「FP協会」ですので、こちらを取得すると良いでしょう。

生命保険協会認定FPは、生命保険会社に勤めていて、指定された試験に合格すれば比較的簡単に取得することができますので、仮に取得していたとしても自慢できるようなものでもありませんので、そのことは覚えておきましょう。

どんな仕事に生かせるのか

保険相談

保険相談は、保険の加入や見直しなどで多く利用されている営業方法のひとつです。

営業マンと信頼関係がない中ではじまることが多いので、FP資格があることで信頼感を得やすいとされています。

逆をいえば、FP資格を持っていない営業マンは保険相談の要望が多く集まらないと思っていてもいいでしょう。

保険の見直し

保険の見直しをするには、数多くの保険会社の保険商品の知識が必要です。

また、保険の知識だけでなく、ライフプランや税金、家庭の収支など、幅広い知識が必要になってきますので、FPの出番が増えてきます。

なんとなくの保険知識があるだけで、保険の見直しができる時代は終わったといってもいいでしょう。

住宅ローンの相談

マイホームを購入する際に、多くの人が住宅ローンを組むことになりますが、そのほとんどの人が住宅購入にかかるお金についての知識に自信がありません。

そんなときに相談に乗ってくれるのがFPです。

・マイホーム購入資金はどれくらい必要か
・頭金はいくら必要か
・月々のローン金額はいくらまで可能か
・住宅ローン以外でかかるお金について

これらの相談をFPにすることができます。

場合によっては保険の見直しや、家計の見直しを行って、住宅ローン資金の捻出をまかされることもあります。

住宅ローンの相談業務をするためには、住宅ローンの知識に加えて、税金、生命保険、損害保険、金利など幅広い知識が必要となりますので、経験を積んだFPは相談業務だけでも食べていけるようになります。

執筆や講演活動

FP資格があり、その活動が有名になれば本などの執筆依頼が来ることがあります。

媒体は本だけでなく、雑誌やWebまで多岐にわたり、注目が集まればテレビ出演も可能です。

また、FP資格を生かして、一般消費者向けに講演活動やセミナーを開催することもできます。

・女性のための保険見直しセミナー
・住宅購入に必要な資金の捻出方法
・家計見直しセミナー
・必要な老後資金の計算と資産運用セミナー

これらは実際に私が講師として登壇したセミナーです。

このような内容のセミナーであれば、1ヶ月に1本ペースで行うことは難しくありません。

まとめ

保険の営業にFP資格は欠かせません。

顧客からの信頼を得るためというのが一番の理由ですが、自分自身の知識や経験を広げるためにも取得しておくべき資格であることは間違いありません。

資格を取れば簡単に仕事が増えるということはありませんが、資格があることによって経験できる仕事の幅が増える確率が上がりますので、まだFP資格を持っていない営業マンは1日でも早く資格試験を受けて合格しておきましょう。