家族ががんになったら家族の保険の見直しも必要?その必要性と注意点を現役FPがわかりやすく解説します

がん家族の保険の見直し 生命保険の選び方

がんは患者本人だけでなく、その家族にも多大な影響をもたらします。

患者本人の医療費の増加や収入減だけが問題ではなく、治療や生活のサポートをすることで家族の生活リズムが変わったり、支出が増えて生活が苦しくなったりすることもあります。

そこで、家族ががんになったら家族の保険の見直しも必要かどうか、現役FPの目線でその必要性や注意点をわかりやすく解説したいと思います。

そのままにしていたら、家族の生活が苦しくなってしまうかもしれませんよ。

家族になったら家族の保険の見直しも必要です

まず結論からいえば、家族の誰かががんになったら、他の家族の保険の見直しをすることをおすすめします。

その理由は次の2つです。

  • がんは生活習慣病だから本人だけでなく家族もがんになる可能性があるから
  • がんによる経済的なリスクは本人だけでなく家族単位で考える必要があるから

では、なぜそうなのかそれぞれを詳しく見てみましょう。

がんは生活習慣病だから本人だけでなく家族もがんになる可能性がある

がんのおもな原因は生活習慣といわれています。

1996年にハーバード大学のがん予防センターから発表されたアメリカ人のがん死亡の原因として、喫煙(30%)、食事(30%)、運動不足(5%)、飲酒(3%)の合計で68%であるという結果が出ました。

また、日本の国立がん研究センター がん予防・検診研究センターがまめとめている「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」の中で、がん発生のリスク要因として次の3つがあり、その中でも最初の2つが20%前後を占め、大きなリスク要因となっています。

  1. 喫煙
  2. 感染性因子(C型肝炎ウィルスやピロリ菌)
  3. 飲酒等

がんのおもな原因が生活習慣に起因しているのであれば、がん患者と生活を共にする家族も将来がんになる可能性が高くなるのは当然のことです。

もし家族が次々に罹患した場合、世帯全体の経済的備えを考慮すると、がん患者の家族のがん保険の加入や、死亡保障の見直しなどが必要となることを覚えておきましょう。

がんによる経済的なリスクは本人だけでなく家族単位で考える必要がある

先ほども少し触れましたが、がんは患者本人だけでなく、その家族にも多大な影響を与えます。

そのひとつが経済的なリスクです。

がん患者の家族は、がん患者をサポートするために通院に付き添ったり、自宅での療養をサポートしたりと想像以上に忙しい毎日を過ごすことになります。

また、がん患者をサポートするために仕事を休んだり(もしくは退職したり)することで、収入が減少したりまったくなくなったりすることも少なくありません。

少しでも支出をおさえるためにおすすめなのが、保険の見直しをすることです。

家族の保険の見直しをすることによって、毎月の支出を節約することができますし、もし健康体であればお得な割引を受けることもできる可能性があります。

毎月3,000円節約できれば年間で36,000円も貯めることができますので、まだ保険の見直しをしたことがない方は検討してみると良いでしょう。

家族が保険の見直しをする際の注意点

家族が保険の見直しをする際には2つの注意点があります。

  • 大切なのは保障内容と保険料のバランス
  • 保険と同じくらいがん検診を受けることも大切

大切なのは保障内容と保険料のバランス

家族の保障の見直しで大切なのは、保障内容と保険料のバランスの見極めです。

これは保険を見直すときに共通する認識でもありますが、がん患者とその家族は、がんになることで生じる「収入減」と医療費等の「支出増」の2つのリスクを抱えているということを常に頭に入れておかなければいけません。

家族ががんになったことで、保障の必要性を痛切に実感していることも多く、それだけについ保障も必要以上に手厚くなりがちです。

しかし、家計を圧迫するような過剰な保険料負担は、生活費や教育費など他の資金ニーズや家計のバランスを崩してしまう恐れがあります。

現在加入している保険はそのまま継続して払い続けるだけの価値があるか冷静に判断して、適正かつバランスの取れた保障内容にすべきです。

すべての経済的リスクを保険に頼ろうと考えると、家計のバランスを崩してしまいがちになるので、預貯金やその他の資産などを確認して、保険の見直しをすることをおすすめします。

保険と同じくらいがん検診を受けることも大切

そして、保険と同じくらい大切なのが、がん検診を受けることです。

がん家系もしくは、がん患者の家族は、がんの早期発見の重要性が大切だと認識している方が多いので、こまめにがん検診を欠かさず、がん予防や健康に留意していれば、がんが見つかったとしても早期がんである可能性が高いと考えます。

その分だけ再発リスクが低減され、進行がんに比べても医療費負担は軽くなることもわかっています。

保険の見直しをするのであれば、それと同じくらい大切ながん検診も必ず受けるようにしましょう。

まとめ

家族ががんになってしまったとき、その患者の家族には多大な負担がのしかかります。

それは、経済力、時間、体力など、様々な問題が複雑に絡まって家族のあらゆる「体力」を奪っていきます。

少しでもそれを避けるために、できるだけ多くのお金を貯めて、少しでも支出を減らしていくことが求められます。

このような理由から、がん患者の家族には保険の見直しで毎月の保険料を節約することが必要なことがわかります。

もし、あなたの家族のひとりが、がんになってしまったとき、あなたを含め家族ができることはたくさんありますので、まずは今のうちに保険の見直しだけでも終えて安心しておくのもありかもしれません。