不妊治療をしていても医療保険に加入できる?注意点と一緒に解説します

不妊治療 生命保険の選び方

不妊治療を行っている場合、医療保険に加入することはできます。

しかし、加入することはできても、必要な保障は得られない可能性があります。

ここでは、不妊治療を行っている人(経験がある人)が医療保険を検討する際に注意しなければいけないポイントについて解説します。

注意!加入できても帝王世界や切迫早産は保障対象外

加入はできても「特別条件」がつく可能性が高い

まず、2018年現在の流れでいえば、不妊治療をしていても医療保険に加入することは可能です。

しかし、申込手続きを行い、告知書を提出した後に、保険会社から「特別条件」がつくとの連絡が入ります。

保険会社から提案された、この特別条件を承諾することで医療保険に加入することが可能になります。

この場合の特別条件とは?

不妊治療をしている場合(現在進行形)、申込手続きの際に記入する告知書で次の2点の項目に該当することになります。

・3ヶ月以内に医師の診察や検査・治療・投薬を受けたことがあるか
・5年以内に医師の診察や検査・治療・投薬を受けたことがあるか

不妊治療はこの項目に該当します。

ですから、現在進行形で治療をしている人はもちろんですが、過去5年以内に不妊治療の経験がある人も対象となります。

そして、この場合の特別条件は次の通りです。

・帝王切開による手術・入院
・切迫早産による入院
・死産、流産に関わる手術 
など

いわゆる保険会社のいうところによる「異常妊娠・異常出産」に関わる入院・手術が保障の対象外となります。

この特別条件が適用される期間は保険会社ごとに異なりますが、一般的には契約から5年間というのが妥当です。

また、「40歳-年齢」の年数分(30歳なら10年)、40歳以上なら特別条件なしという保険会社もありますので、複数の保険会社で条件を比較してみると良いでしょう。

不妊治療を告知しなかったらどうなるの?

不妊治療をしていることを告知しなかった場合、そのまま医療保険に加入することは可能です。

しかし、もし帝王切開や切迫早産などで手術や入院をして、給付金の請求をしようとしたとき、保険会社の調査が入り、不妊治療をしていることがわかり、告知をしていなかったことが判明してしまいます。

そうなると、給付金を受け取ることができないことはもちろんですが、保険契約自体も強制的に解約となります(もちろん解約返戻金などは返ってきません)。

そして、以降その保険会社だけでなくどの保険会社でも保険加入を断られる可能性がありますので、必ず真実を告知して加入するようにしましょう。

不妊治療をしていても加入できる保険

死亡保険

死亡保険に加入する際にも、不妊治療をしている(していた)と告知する必要があります。

しかし、実際のところ、保険会社の査定では加入に際して問題となることがありませんので、特別条件などはつかずに契約することができます。

ただし、特約で入院特約などをつける場合は、医療保険と同様に特別条件がつく可能性が高いので注意が必要です。

※詳しくは各保険会社で確認してください

医療保険

医療保険は、先ほどお伝えしたように、保険会社から提案された特別条件を承諾すれば加入することができます。

特別条件の適用される期間に若干の差はあれど、どの保険会社でも一般的には特別条件がつくことが予想されますので、特別条件の内容をよく検討して加入するようにしましょう。

※詳しくは各保険会社で確認してください

がん保険

がん保険に加入するときに記入する告知書は、医療保険の告知書と異なり質問項目が3つしかありません。

・今までに、がんまたは上皮内新生物にかかったことはありますか?

・最近3ヶ月以内に、別表1の病気または病状で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがありますか?

・過去2年以内に、健康診断や人間ドックを受けて、別表2の検査結果の異常(要再検査、要精密検査、要治療)を指摘されたことはありますか?

オリックス生命のがん保険の告知書(PDF)を見ると、このように不妊治療に関して告知する必要がないことがわかります。

ですから、不妊治療を行っていても(過去にあっても)がん保険に加入することは可能です。

また、特定疾病保険も同じ理由で加入が可能です。

※詳しくは各保険会社で確認してください

共済など

共済にも「女性に優しい」といわれる保険(厳密には「共済」)があります。

ただし、共済も加入はできても特別条件がつくことに変わりはありません。

簡単に加入できても、保険金の請求のときに「支払いできない」と請求を却下されることもありますので中しましょう。

加入するなら不妊治療を行う前に

以上のことから、医療保険に加入するなら不妊治療を行う前と覚えておきましょう。

また、不妊治療が必要かどうか検査をした場合でも、医療保険の告知(医師の検査をしたことがあるか)に該当してしまいますので、医療保険を本当に検討するなら、子どもが欲しいと思ったときにはじめると良いでしょう。

まとめ

「不妊治療は病気やケガじゃないから大丈夫」

そう思っている人は少なくありません。

しかし、いざ医療保険に加入しようとしたとき、告知項目に該当し、特別条件がつくことをそこで知ることになります。

もちろん医療保険に加入することは可能ですが、必要な保障(帝王切開や切迫早産など)は対象外となってしまいます。

そうならないためにも、不妊治療を行う前に必ず医療保険の加入や見直しを検討しておきましょう。