会社の健康診断で高血圧や高脂血症と診断された方で、これから保険加入や見直しをしようと考えている方は絶対に最後まで読んでください。
「これくらいなら保険に入れるだろう」
そう考えているのであれば、それは大きな間違いです。
保険に加入するためにはあなたの健康状態をありのまま申告する「告知」というものがあり、この告知をいい加減にしてしまうと保険に加入できない可能性もあります。
そこで、このページでは高血圧や高脂血症と診断された方やその疑いのある方が保険に加入するために気をつけたい告知のポイントを紹介したいと思います。
高血圧の方が保険加入で気をつける告知ポイント
高血圧の方が保険に加入するために必要なことはなんでしょうか?
それは、
- 継続して治療していて、血圧値をコントロールできていること
- それ以外に危険因子がないこと
この2つのポイントが重要です。
では、保険加入の際に気をつける告知ポイントはどのようなことでしょうか?
ポイントは「いつから治療開始したか?」
高血圧の方が告知するときに必ず記入しなければいけないポイントがあります。
それは、「いつから治療開始したか」です。
高血圧にははっきりとした自覚症状がないため、「血圧が高いといわれたけど自覚症状がないので、特に病院にも行っていないし薬も飲んでない」というほうがむしろ危険だと保険会社は判断し、保険への加入を断ります。
それよりも、きちんと通院して服薬治療し、血圧をコントロールしている方が保険会社としてはリスクが低いと判断します。
以下に、高血圧の方が告知するときのポイントをまとめます。
- いつから治療開始したか
- 治療を開始した理由(健康診断、人間ドック、自覚症状など)
- 直近の血圧値とその測定日
- 定期健診の診断結果(安静時の心電図検査、尿検査などの結果)
- 服薬中の薬剤名(自分で認識していなくても高血圧以外の薬を初報されている場合がある)
- 医療機関名
日本人の50歳以上の2人に1人が高血圧だから他人事ではない
厚生労働省の「患者調査(平成26年)」によると、疾患系統別の総患者数で最も多いのは循環器系の疾患です。
高血圧は循環器系の疾患の代表疾患で、50歳以上の日本人の2人に1人は高血圧だと推定されています。
高血圧は脳卒中の最も重要な危険因子で、かつ心筋梗塞などの心血管系疾患の危険因子のひとつでもあり、高血圧が危険だといわれている理由に自覚症状がないことがあげられますが、気づかずに高血圧状態を放置していると、いずれ重大な疾患を引き起こすことになるので注意が必要です。
高脂血症の人が保険加入で気をつける告知ポイント
高脂血症は血液中の脂質が感情な状態ですので、告知の際に気をつけることは次の通りです。
それでは、告知のときの具体的な注意点を見ていきましょう。
ポイントは「いつから治療開始したか?」
高脂血症(脂質異常症)の方が告知をする際に必ず記入しなければいけないポイントがあります。
それは、「いつから治療開始したか」です。
高脂血症は、高血圧と同様にはっきりとした自覚症状がないため、「数値の以上を指摘されたが通院治療をしていない」というほうが危険があると保険会社は判断します。
保険に加入する際には、合併症がないかの証明も必要となるので、そのような疑いを否定するためにも定期健診の結果や人間ドックの結果を告知書に添付して保険会社に提出することをおすすめします。
ちなみに、中性脂肪値は食事の影響を受けやすいので、検査をされる場合は前日の食事に注意しましょう。
以下に、高脂血症の方が告知するときのポイントをまとめます。
- いつから治療開始したか
- 治療を開始した理由
- 最近の検査数値(LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪)
- 服薬中の薬剤名(自分で認識していなくても高血圧以外の薬を初報されている場合がある)
- 医療機関名
日本人の3人に1人が高脂血症の疑いがある
日本人は近年まで動脈硬化性疾患の発症が比較的少ない民族でしたが、食事や運動など生活習慣の欧米化にともない、日本人のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値は増加傾向をたどっていて、現在では3人に1人、約4,200万人に高脂血症(脂質異常症)の疑いがあります。
高脂血症は血液中の脂質が過剰になっている状態のことで、動脈硬化をはじめ様々な病気を引き起こしますので、食生活などの生活習慣を改め、早期発見・早期治療が大切です。
保険加入においては、コレステロール値とコントロール状況の告知がカギとなります。
まとめ
高血圧や高脂血症は生活習慣の欧米化にともない、日本人の中でも増加傾向にあります。
健康診断や人間ドックで高血圧や高脂血症の疑いや診断がされた場合、保険加入の際の告知を間違えてしまうと保険会社に断られてしまうこともあります。
大切なのは、速やかに医療機関で治療をはじめることです。
保険会社は治療をしていない方よりも、計画的に治療をして状況をコントロールしている方のほうがリスクは低いと判断します。
告知をする際には、いつ治療をはじめたか、治療のきっかけ、服薬中の薬剤名、医療機関名などを詳しく記入することで、保険加入の可能性が高くなるということを覚えておきましょう。
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