「生命保険を解約して緊急の資金を準備したい」
「生命保険をやめたいけど損をしないか?」
このようなケースのとき、まず契約している生命保険の解約返戻金はいくら貯まっているのかを簡単に確認することができます。
ここでは、一番簡単に解約返戻金の金額を確認する方法を紹介します。
カスタマーセンターに解約返戻金の金額を聞く
カスタマーセンターに電話するときの注意点
カスタマーセンターに電話をして解約返戻金の金額を確認するときは、必ず手数料や税金などの控除があるかを確認しましょう。
加入している商品によっては、解約返戻金がそのまま返ってくるのではなく、そこから一定の解約手数料や税金が引かれる場合があります。
実際に解約をしたとき、口座に振り込まれる金額が電話で確認したときと違うと誤解しないように、必ず手数料や税金が引かれることはあるのか確認しましょう。
そのまま解約手続きに進むこともできる
もし解約返戻金の金額が納得のいくものであると確認ができたら、その場で解約の手続きに進むこともできます。
解約手続きは、電話で解約の意思を伝えて、カスタマーセンターから解約書類を送ってもらうことにより手続きを行います。
解約のタイミングによっては、1ヶ月分の保険料の引き落としがかかってしまうこともありますので、その分の保険料は戻ってくるのかも確認すると良いでしょう。
解約返戻金を利用したい場合、解約をしなくても「契約者貸し付け」という制度を利用し、一定の範囲内で解約返戻金を使用することができます。
ただし、契約者貸し付けを受けるには一定の手数料(利息)がかかりますので、返金する場合には(しない場合にも)利息を含めた金額を準備することになります。
自分の担当に直接聞くときの注意点
解約することは伝えない
自分の担当に解約返戻金の金額を聞くと、必ず相手は「解約されるのではないか」という気持ちになり、解約させないよう詮索されたり、なかなかこちらの要求に応じてくれない担当もいます。
そのような面倒なことにならないためにも、解約返戻金の金額を確認する際には必ず解約することを伝えずに「ただ、今いくらあるのかを知りたい」とだけ伝えるようにしましょう。
金額は正確に手数料や税引き後の金額を確認すること
解約返戻金の金額を聞いたとき、いい加減な担当であれば「大体〇〇万円くらい」などと想像で答えるケースもあります。
実際に解約したとき、保険の種類によっては解約手数料を取られたり、税金が引かれたりする場合があります。
口座に振り込まれた金額が聞いていた金額と違うという誤解を生まないためにも、必ず正確な金額を教えてもらうようにしましょう。
会って話すアポイントは取らせない
担当によっては、解約返戻金の金額を伝えるためにアポイントを取ろうとする場合もあります。
こういった場合、多くのケースで追加契約を迫ってきたリ、紹介を引き出そうとする可能性が高いので、必要がなければ会って話すアポイントは断ってもかまいません。
解約返戻金の金額を確認するだけなら電話ですみます。
後に解約する意思がある場合には、担当と会うことで余計に解約しづらくなってしまうことがあります。
簡単に解約したいと考えている場合は、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
生命保険を解約する前に解約返戻金の金額を確認したい場合、カスタマーセンターに電話をして確認することが一番の近道です。
担当に確認することもできますが、色々と面倒なことに巻き込まれかねませんので、できることなら避けたほうが良いでしょう。