無料保険相談は「対面」が一般的でしたが、コロナ禍の影響もあって「オンライン」で相談できるところが増えてきました。
そこで、これからオンラインで無料保険相談をしようと思っている人のために、現役FPである私が相談に必要なものと事前にチェックしておくべきことをまとめましたので、どうぞ相談前の参考にしてみてください。
オンラインの無料保険相談の事前準備と相談前のチェックリスト
オンラインの無料保険相談をする前に、「手元に準備しておくと良いもの」「事前に決めておくこと」をチェックしておきましょう。
手元に準備しておくと良いもの
オンラインで保険相談をする場合、対面での保険相談で必要になるもののほかにスマホやタブレットなどを事前に準備しておく必要があります。
スマホ、タブレット、PCのいずれか
オンラインで無料保険相談をするためには、インターネットが繋がる環境をそろえておく必要があります。
基本的に、オンラインの無料保険相談はインターネット経由で相手と画面越しにやり取りをしますので、インターネットが繋がっていて、カメラ付きのマートフォン、タブレット、PC(パソコン)が必要になります。
おすすめは、画面が大きいPCかタブレットです。
・タブレット →カメラ機能があって画面が大きいものであればOK
・PC →カメラ機能があり画面が小さくなければ一番おすすめ
また、オンラインの場合、相談中にインターネットの接続が切れてしまうとスムーズに相談ができなくなってしまう恐れがありますので、必ず電波の繋がりやすい場所で行うようにしましょう。
自宅や相談場所のインターネット回線が不安定な場合は、事前にポケットWi-Fiなどを準備しておくのもおすすめです。月額2,000円台で使い放題のプランであれば、何度保険相談をしても料金は変わらないので安心ですね。
公共の場所のフリーWi-Fiは、個人情報などを取り扱うことも多いので使用は控えたほうが良いでしょう。
ZOOMなどのビデオ通話アプリのアカウント
オンラインで無料保険相談をする際には、ZOOMなどのビデオ通話アプリを事前に準備しておく必要がある場合があります。
PCで利用する場合には、担当FPからZOOMの「招待URL」が届きますので、時間になったらそのアドレスにアクセスすれば相談ができますが、スマホやタブレットの場合は事前にアプリをダウンロードする必要があります。
ZOOM以外にもビデオ通話アプリはありますが、相談担当が事前に「どのビデオ通話アプリを使うか」指定してくれますので、それに従って準備すると良いでしょう。
加入済みの保険証券
すでに何かしらの生命保険に加入していて、保障の見直しを考えている場合は、加入しているすべての保険証券を準備しておきましょう。
オンラインの場合も対面と同じように、手元に保険証券を準備してくと、相談中に保障内容や保険料などを相談担当に伝えたり、カメラで映したりしてより具体的に相談することができます。
パンフレットや設計書(見積書)
加入の検討をしている保険商品やプランがある場合、その商品パンフレットや、保障内容や保険料などのプランが記載されている設計書(見積書)を準備しておくと良いでしょう。
特に設計書があると、パンフレットよりも具体的に「あなた限定」のプランとして詳細が設計されていますので、なぜその金額なのか、どうしてその保障が必要なのか、などを確認することができます。
また、保険証券が見つからない場合、パンフレットや加入当時の設計書があれば保障の見直しが可能になることもありますので、手元にある場合は必ず準備しておきましょう。
オンライン保険相談で事前に決めておくこと
事前にある程度考えをまとめておくことによって、その時間を有意義に使うことができます。
オンラインは対面の場合と違って画面越しに相手と会話をしますので、相手との距離感を探っているうちに時間はあっという間に過ぎてしまいます。
保険相談を有意義なものにするためにも、次の3つのことに気を付けて事前に決めておくと良いでしょう。
相談時間をどれくらいとれるか
相談時間を1時間とれるのか、2時間以上とれるのか、30分しか取れないのか、それによって相談の仕方が変わってきます。
短い時間しかなければ、総合的な相談や提案ができず、相談内容を聞いて終了してしまうこともあるでしょう。
しっかりと納得いく相談がしたいなら、少なくても1時間半以上は相談時間を確保しておくことをおすすめします。
また、相談当日は最初に「今日の相談時間は〇分くらいでお願いします」と相談担当に伝えておきましょう。
そうすることで、相手はその時間内に相談内容を聞き、どのように解決策を導き出すか、どこまで解決策を提供できるか考えることができます。
保険相談は相手との信頼関係によって、良いものにも悪いものにもなるということを覚えておきましょう。
何について相談したいか
事前にどんなことについて相談したいかを決めておくと、いざ相談しようとしたときに「あれ?何だっけ?」ということにならずにすみます。
新しく加入する保険について聞きたいのか、保険の見直しなのか、特定の保険商品についてなのか、将来の年金不安についてなのか、保険の必要性についてなのか、より具体的に聞きたいことをノートなどにまとめておき、当日それを見ながら相談すると良いでしょう。
最終的にどうしたいか
相談をした後、最終的にどうしたいかを事前に決めておき、最初に相談担当に伝えておくと保険相談がスムーズに進みます。
良いものがあれば加入したいのか、加入している保険が合わなければ見直したいのか、ただ話を聞きたいだけなのか、それを相談当日までに決めておきましょう。
そうすることで、あなた自身が「どうしたいのか」を確認でき、保険相談により前向きに具体的にのぞむことができるようになります。
オンライン保険相談の特徴、対面との違い
オンライン保険相談と対面の違いを、その特徴などから以下に解説します。
オンラインならネット環境がそろえば自宅など好きな場所で相談ができる
対面の保険相談は、自宅や喫茶店など場所をあらかじめ決めておく必要があるのに対して、オンライン保険相談はインターネットさえ繋がっていればどこにいても相談することができます。
ですから、自宅はもちろんのこと、外出先や車の中など、あなたが好きな場所で相談できるというのが特徴です。
オンラインなら時間に縛られずに相談しやすい
オンライン保険相談は、予定している相談時間になったら画面を相手と繋げればいいので、比較的準備に要する時間が少なくすみます。
対面の保険相談と違って、相談場所に行くための移動時間や交通手段を考慮する必要がなく、自宅であっても人を招き入れるための部屋の片づけなどの準備も不要になります。
相談時間の前後の時間に縛られることが少なくなりますので、効率的に時間を相談に割くことができるようになります。
オンラインなら交通費や飲食代などがかからない
オンライン保険相談は場所に縛られることがないので、相談場所まで行くための交通費、喫茶店などの相談場所でかかる飲食代などの負担がなくなります。
相談費用が無料で、相談場所までの交通費や飲食代もかからないので、オンラインは本当の意味での「無料」保険相談になります。
※一部通信費などがかかる場合があります
オンラインなら小さな子どもがいても相談しやすい
オンライン保険相談がおすすめな理由のひとつが、「小さな子どもがいても相談しやすい」ということです。
小さな子どもがいると、すぐ近くに出かけるのにも準備が必要です。
オムツや哺乳瓶、着替えやおもちゃなど、大きな荷物をベビーバッグやベビーカーに詰めて、さらに天気が悪い日などはそもそも外出すらできなくなることもあります。
また、赤ちゃんならいつどんなとき、どんな場所でも泣いてしまうこともありますので、相談が途中で中断することもしばしば。
オンラインであれば、自分のそばで赤ちゃんを寝かせながら相談することもできますし、急に泣いても自宅でオンラインなら、周りの目を気にせずにすぐに対処することもできます。
オンライン保険相談で「できること」「できないこと」
ここでは、オンライン保険相談でできること・できないことについてまとめますので、オンライン保険相談をしてみたいと考えている人は参考にしてみてください。
オンライン保険相談で「できること」
オンライン保険相談でできることは以下の3つです。
・場所や服装を気にせずに相談ができる
・一部のオンライン商品などの申し込み手続きができる
※保険会社により異なる場合があります
オンライン保険相談で「できないこと」
・モラルリスクが考えられる申し込み手続き
・一部の法人契約の申し込み手続き
※保険会社により異なる場合があります
オンライン保険相談の流れ
オンライン保険相談の流れは対面での保険相談とほぼ同じですが、相談当日だけが異なります。
オンライン保険相談への予約申し込み
まずは、お目当てのオンライン保険相談のサイトで予約手続きを行います。
その時に必要となる項目は以下のとおりです。
・電話番号(住所)
・メールアドレス
・希望相談日時の候補(できれば複数日程)
予約手続きをしたら、後日運営会社から日時の決定に関する連絡がありますので、対応できるように準備をしておきましょう。
相談担当者と相談前日まで連絡を取る
相談日程が決まったら、当日の相談担当者から連絡が来ますので、相談に必要なビデオ通話アプリの有無や希望する相談内容などを電話やメールなどで打ち合わせをすませます。
ここで、相談したい内容を事前に伝えておくと、当日スムーズに話が進むだけでなく、相談担当者から相談の答えをもらうことができることもあります。
前日までには相談当日に使用するビデオ通話アプリのURLが送られてきますので、相談当日にそのURLをクリックして入室しましょう。
相談当日にURLから入室してオンライン保険相談する
相談担当者とは当日、ビデオ通話が始まる前に電話で「ビデオ通話ができているか」確認をします。
無事にビデオ通話できるようであれば、オンライン保険相談がスタートします。
オンラインでは、相談内容のヒアリング、加入保険商品の分析・提案、説明資料の画面を通しての閲覧などができます。
相談費用は日程を替えて何度相談しても無料ですので、あなたが納得するまで何回でも相談することが可能です。
毎回の入室URLは異なりますので、その都度、相談担当者からURLを受け取ることができます。
提案されたプランが気に入れば、オンラインでその場で申し込み手続きをすることもできますが、商品によっては一度対面で説明を聞き、自宅や店舗で申し込み手続きをする必要があります。
オンライン保険相談の注意点
オンライン保険相談での最大の注意点は、インターネット接続をしっかり確保するということです。
インターネットの接続が悪くビデオ通話が何度も途切れてしまうと、画面が止まってしまったり、声が切れ切れになってしまい相談に集中できなくなってしまいます。
また、オンライン保険相談は今ではどこの保険相談サイトでも行っていますが、相談担当者がまだオンライン相談に慣れていない場合があります。
保険相談でオンラインを希望するなら、「オンライン相談可能」と明確に記載のある所を選んで相談するようにしましょう。
人気のある保険相談は、予約が取りにくいこともあります。中には「月間限定30名」などと人数制限をしているところもありますので、希望する日程や時間帯を確保したい場合はぎりぎりの日程ではなく、時間に余裕をもって予約をするとよいでしょう。
現役FPおすすめのオンライン保険相談
最後に、現役FPの私が選んだ【2022年最新版】の無料保険相談ランキングをご紹介します。
一番のおすすめは、「MDRT会員に相談できる」のが最大のメリットである「マネー健診」です。
もちろんMDRT会員にオンライン相談もできますが、人数限定ですのでお早めにご予約ください。
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