引っ越しのとき火災保険は解約できる?手続き方法と解約返戻金について解説します

引っ越し 損害保険の解約

引っ越しをするときに、火災保険を解約することはできる?

実は解約手続き自体はそこまで難しいことではありませんが、注意しなければいけないポイントもあります。

ここでは、実際の解約の方法と注意点について解説します。

火災保険の途中解約の方法

まずは解約書類を取り寄せる

火災保険を保険期間の途中で解約するには、解約書類を保険会社(もしくは代理店)に提出することが必要です。

保険会社や代理店に電話連絡をしただけでは解約にはなりませんので注意しましょう。

必要事項を記載し保険会社に返送する

火災保険の解約の流れはこうです。

・保険会社もしくは代理店へ解約の申し出を行う
・解約書類を送付してもらう
・解約書類に必要事項を記載して、保険証券を同封して返送
・解約完了

解約書類には、氏名、捺印、日付などを記載します。

その他の必要事項は保険会社や代理店が記入してくれますので、難しいことはありません。

火災保険の途中解約には解約返戻金がある

未経過保険料の計算方法

火災保険を保険期間の途中で解約すると、未経過分について解約返戻金が発生します。

以下は、ある保険会社の火災保険の契約年数と解約までの経過年数、未経過料率を表したものです。

経過月数 経過年数
2年契約 3年契約 4年契約 5年契約
0年 1年 0年 1年 2年 0年 1年 2年 3年 0年 1年 2年 3年 4年
1ヶ月まで 87 43 91 61 29 93 70 46 22 95 76 57 38 18
2ヶ月まで 81 39 87 58 27 90 68 44 20 92 75 55 36 16
3ヶ月まで 76 35 84 56 24 87 66 42 18 90 73 54 34 15
4ヶ月まで 70 31 80 53 21 85 64 40 16 88 71 52 33 13
5ヶ月まで 65 27 77 50 19 82 62 38 14 86 70 50 31 11
6ヶ月まで 62 23 75 46 16 80 60 36 12 85 68 49 29 10
7ヶ月まで 60 19 73 45 13 79 58 34 10 84 67 47 28 8
8ヶ月まで 57 16 71 42 11 78 56 32 8 82 65 46 26 7
9ヶ月まで 54 12 69 40 8 76 54 30 6 81 63 44 25 5
10ヶ月まで 51 8 68 37 5 75 52 28 4 80 62 42 23 3
11ヶ月まで 49 4 66 35 3 73 50 26 2 79 60 41 21 2
12ヶ月まで 46 0 64 32 0 72 48 24 0 78 59 39 20 0
経過月数 経過年数
6年契約 7年契約
0年 1年 2年 3年 4年 5年 0年 1年 2年 3年 4年 5年 6年
1ヶ月まで 95 80 64 48 32 15 96 83 69 55 41 27 13
2ヶ月まで 93 79 63 47 30 14 94 82 67 54 40 26 12
3ヶ月まで 91 77 61 45 29 12 93 81 67 53 39 25 11
4ヶ月まで 90 76 60 44 27 11 91 79 66 52 38 24 10
5ヶ月まで 88 75 59 42 26 10 90 78 65 51 37 23 8
6ヶ月まで 87 73 57 41 25 8 89 77 63 49 35 21 7
7ヶ月まで 86 72 56 40 23 7 88 76 62 48 34 20 6
8ヶ月まで 85 71 55 38 22 6 87 75 61 47 33 19 5
9ヶ月まで 84 69 53 37 21 4 86 74 60 46 32 18 4
10ヶ月まで 83 68 52 36 19 3 86 73 59 45 31 17 2
11ヶ月まで 82 67 51 34 18 1 85 71 58 44 30 15 1
12ヶ月まで 91 65 49 33 17 0 84 70 56 43 28 14 0
経過月数 経過年数
8年契約 9年契約
0年 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 0年 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年
1ヶ月まで 97 85 73 61 49 36 24 12 97 87 76 65 54 44 33 21 10
2ヶ月まで 95 84 72 60 48 35 23 10 96 86 75 64 54 43 32 21 9
3ヶ月まで 94 83 71 59 47 34 22 9 95 85 74 64 53 42 31 20 8
4ヶ月まで 92 82 70 58 46 33 21 8 93 84 73 63 52 41 30 19 8
5ヶ月まで 91 81 69 57 45 32 20 7 92 83 72 62 51 40 29 18 7
6ヶ月まで 90 80 68 56 44 31 19 6 92 82 72 61 50 39 28 17 6
7ヶ月まで 90 79 67 55 43 30 18 5 91 81 71 60 49 38 27 16 5
8ヶ月まで 89 78 66 54 47 29 17 4 90 81 70 59 48 37 26 15 4
9ヶ月まで 88 77 65 53 41 28 16 3 90 80 69 58 47 36 25 14 3
10ヶ月まで 87 76 64 52 39 27 15 2 89 79 68 57 46 35 24 13 2
11ヶ月まで 87 75 63 51 38 26 14 1 89 78 67 56 45 34 23 12 1
12ヶ月まで 36 74 62 50 37 25 13 0 88 77 66 55 44 33 22 11 0

この表をもとに、例えば「9年契約の火災保険(保険料100万円)を1年経過後に解約したとき」の見経過保険料および解約返戻金の額について計算してみましょう。

9年契約の1年経過後の未経過料率は「87」ですので、100万円の87%にあたる87万円が解約返戻金として返金されます。

このように、各保険会社によってこの未経過料率は決まっていますので、引っ越しなどで火災保険を途中で解約するときでも、解約返戻金があるので安心です。

解約すると損をするが他社へ切り替えるとお得な場合もある

上の表のように、火災保険を解約すると、未経過保険料が解約返戻金となって返ってきますが、その金額は保険期間が長いものほど多くなり、一番短い2年契約の場合、1年目の1ヶ月目で解約をすると13%もの損をすることになります。

しかし、他社への切り替えで保険料が安くなることもあり、解約の際には損をしても、切り替えで割安な火災保険に加入できれば、トータルでお得になることもあります。

火災保険の解約の注意点

解約するときは必ず書類のやりとりをすること

先にも触れましたが、保険会社や代理店に「解約したい」と伝えただけで解約が完了したと思ってしまう人が少なくありません。

解約をするには、必ず解約書類に必要事項を記入して、それを保険会社や代理店に返送することで解約の手続きが行われます。

解約手続きは面倒だからと営業マンに解約手続きをお願いする人もいますが、これでは解約ができませんので、必ず自分で解約書類に必要事項を記入して手続きを行いましょう。

保険の空白期間を作らないこと

引っ越しをするときは、必ず次のことを守りましょう。

・解約日は引っ越し日にする
・新居の火災保険の開始日も引っ越し日にする

特に、新居に火災保険を掛けることを、引っ越しのバタバタで忘れてしまうことがよくあります。

必ず新居への入居日が決まったら、その日を新たな火災保険の開始日に設定しましょう。

新たな火災保険の加入を忘れてしまうと、もし万が一事故が起きたときに多額の資金を失うことになりかねません。

絶対に「保険の空白期間」を作らないようにしましょう。

新たに検討するときは必ず複数の火災保険を比較すること

契約している火災保険を解約して、新たに火災保険に加入する(火災保険の見直し)場合には、必ず複数の保険会社の火災保険を比較するようにしましょう。

火災保険は各保険会社によって補償内容も異なり、また保険料にも差が出てきます。

新たな火災保険で損をしないためにも、必ず複数の火災保険の見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。

まとめ

引っ越しなどで火災保険を解約するときは、必ず解約書類を取り寄せて手続きを行う必要があります。

火災保険を解約すると、その未経過期間に応じて解約返戻金が戻ってきますが、必ず次の新居に引っ越す場合には、保険の空白期間を作らずに新たな火災保険に加入しましょう。

そして、必ず複数の火災保険の見積もりを取って比較検討しましょう。

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